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COLUMN

スマートロックをつけました

published: 2026/08/29 | 文字数: 2,287文字

報告。スマートロックを買いました。

その結果玄関のドアを開けられなくなり自宅から締め出されました。

スマートロックとは?
スマホだけで鍵の開け閉めができる!もう物理の鍵は持ち歩かなくてOK! という代物です。すごいね。

しばらく昔から「Switchbot」というメーカーのスマートホーム器具を家で使っています。
端的にいえば、「スマホのアプリ経由であらゆることができちゃうぜ」というものです。

「ハブ」と呼ばれる器具にリモコンのあらゆる機能を登録し、スマホ経由でリモコン操作ができる。 専用器具と連携させることで、わざわざ物理のリモコンを手にせずとも家電を動かせる。
主要な機能はこんな感じです。

それだけ?と当初は思っていたのですが、案外使ってみると便利でした。

例えば残暑がまだまだ感じられる今日この頃。夜遅く部屋に帰ると湿気と高温でぐったり…なんてことも多いかと。

こうした状況に対し、Switchbotは便利です。 前もってリモコンの機能をアプリに登録しておけば、最寄り駅についたころにボタンを押すだけで予め部屋を冷やしておくことができるのです。うれしい。

また、スマートスピーカーと連携させるとさらに便利になります。
朝家を出る前に「おはよう」と声をかけるだけでエアコン・照明の電源が自動でOFFになり、カーテンが勝手に閉まります。最近はこのスピーカーのおかげで手を動かす必要すらなくなってしまいました。

ひとたびこうした便利さを覚えてしまったがために、さらに生活を楽にしたいという気持ちを抑えることができませんでした。

というわけで改めて生活における面倒なタスクを洗い出してみると、自分が 鍵をバッグからわざわざ取り出す行為 にストレスを感じていることが分かりました。

無くしたら家に帰れないので取り出しやすい場所にしまっておくのも不安、でも奥底から取り出すのは面倒というジレンマ。

それを解決してくれたのが、以下リンクの「SwitchBot ロック」シリーズでした。

https://www.switchbot.jp/products/switchbot-lock-pro

※ 外部リンクに遷移します
※ 特にこのメーカーの回し者ではありません

冒頭でも書いたのですが、スマートホーム製品を買うときは必ず心のどこかで「この程度のタスクをこなすためにこの値段で器具を買うのか……」と考えてしまいなかなか導入に踏み切れません。
そんな中、この製品が運よく初売りセールで値下がりしていたので、ものは試しと思い購入し運用を開始しました。

とにかく便利でした。

お値段以上の買い物とはこういうことか、と早くも2026年のベストバイ製品が確定したレベルです。
設置はそこそこ大変なのですが、工事は必要ありません。必要なのはドライバーくらいです。
一度登録を済ませてしまえばあとはアプリだけで鍵の開け閉めができます。

すばらしい。もう鍵を探さなくていい。ぜんぶスマホを開けば解決する。
指先ひとつであらゆる物事を完結させられるような時代が来たのです。未来だね。

さらにこのスマートロックは単なる鍵の開け閉めだけでなく、オートロックにも対応しています。 ドアを閉めてから一定時間経つと勝手に鍵を閉めてくれるほか、施錠したことが分かるようにアプリから通知が送られてきます。

吹けば飛ぶような薄い壁、収納すらまともに存在しないコンテナのような賃貸に住んでいる私ですら、あっという間にオートロック付きの家に住むことができるようになりました。うれしいですね。

こうして理想の(?)家を手に入れた私はついに物理の鍵を持ち歩かなくなり、ストレスフリーな生活を送れるようになりましたとさ。めでたしめでたし……


そして家に入れなくなりました。
ここでようやく表題に戻ります。

ある日いつも通りスマートロックをアプリから開錠しようとしたのですが、アプリの不調で器具との連携が一時すべて解除され、再設定が必要な状態になっていました。
こうした事態に備え念のためスマートウォッチともアプリ連携をしていたのですが、そちらも同様に解除されています。

当たり前なのですが家に入るためにはドアの鍵を開ける必要があります。
鍵を持っていない私はドアを開ける方法がありません。

困った顔をしてみても、ドアを叩いてみても当然扉は開きません。
郵便受けの細い窓を開けて家の中のスマートスピーカーに「開けて」と指示を出してみても、廊下からスピーカーまでの距離が遠すぎて声は届きません。

ホテルで部屋に鍵を置いてきた場合はフロントに行けば解決しますが、よほど高いグレードの賃貸でもないかぎりは24時間助けてくれるフロントなどありません。

その場で取りうる手段をすべて洗い出しましたが、いずれも解決に寄与しないことを理解し、諦めました。

こうした経緯で、私はスマートロックに締め出しを喰らってしまいました。 アスファルトに身体まで溶け出してしまいそうな夏の夜のことでした。

以下対策。覚えておくと未来の自分が安心ですよ。

どんなに便利なデバイスでも、なにかの不調が起きたら一瞬で融通の利かない機械に成り下がります。
物は備え。スマートロックを導入しても、念のため鍵は持ち歩いておきましょう。

■ 後日談
これに懲りてキーケースを買いバッグに下げていたのですが、キーケースごと失くしました。 もう物理か電子かという土俵にすら上がれていない気がします。

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